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【施工管理】で使う専門用語とは?

施工管理 建設用語

『派遣の求人を見ていると、施工管理職ってお給料が良いみたいだけど難しそうだな』とチャレンジを渋っている方や、『施工管理の仕事に挑戦することにしたけれど、知らないことばかりで不安だな』と感じている人へ向けて、現場で使われている専門用語を解説します。

1 道具編

ねこ 建設用語
ねこ 建設用語

ねこ

『ねこ』は、一輪車や手押し車の呼び方です。日常生活でも、農作業中のおじいちゃん、おばあちゃんが使っているような一輪車のことです。

建設現場では、土砂や、練り上げたコンクリート、廃棄物、資材など、様々なものを運搬するために使用しています。特に、機械が入っていけない狭い場所への運搬に使われます。

馬・立馬

『馬(うま)・立馬(たちうま)』は、4本足の作業台や作業足場のことを言います。

その見た目が馬に似ているから、そう呼ばれています。わかりやすいですよね?

足が4本で作業板を支えているので、一般的な脚立よりも安定感があり、安心して作業に取り組むことができます。馬は時にバリケードなどを指すこともありますが、基本的に足が4本あるものと覚えておいてください。

ウエス

『ウエス』は雑巾のことです。

雑巾というと、小学生の頃にお掃除に使ったきっちり塗ってあるあの形を思い浮かべる方が多いと思いますが、ウエスはただのタオルだったり、ボロ布だったり、形もサイズも様々です。

色々な汚れの拭き取りや、機械や工具類の手入れ、靴の裏を拭く足ふきマットの代用など、ウエスは万能な働きをします。

2 作業用語編 

養生

体を休めることを『養生する』とも言いますが、建設業での『養生』も似たニュアンスの意味を持ちます。例えば、コンクリートは打設後に『養生期間』が必要です。

これはコンクリートが固まるまで待つ期間のことです。コンクリートを休ませるといったイメージです。他には『器具を養生する』といった使い方をします。

これは完成した部分や品物をキズや汚れから守るために保護することを言います。この養生をするための道具として『養生テープ』や『養生シート』というものもあります。

ふかす

『ふかす』は、付加することと覚えるとイメージがつきやすいです。

決まっている寸法よりも厚くしたり、前に出したりすることを言います。

配管や電線管をおろす場所を作るために『壁をふかす』とか、おさまりをよくするために『ふかす』とか、そういった壁のことを『ふかし壁』と呼んだりします。

はつる

『はつる』は、出来上がっているコンクリートの部分(土間や壁など)の構造物を壊すことなどを指します。

そしてその特殊な工事をしてくれる業者、職人のことを『はつり屋』と呼びます。一種の解体作業です。

しまい

『しまい』とは、終い、仕舞いの2つの意味があります。

まず『終い』は、字の通り作業の終わり、おしまいの意味です。

次に『仕舞い』とは『張り仕舞い』『巻き仕舞い』などという使われ方をして、その部分の納まりの終わりのところを指します。『巻き仕舞いをもう少しきれいにして』とお願いしたりして使います。

拾う

『数量を拾う』『寸法を拾う』といった使われ方をします。これは積算する、計測

3 図面編

内法(うちのり)

あるものと、もう一方のものの間の距離、内側通しの距離のことを指します。『うちうち』と呼ぶ人もいます。

上端(うわば)・下端(したば)

これは漢字の通り『上端』は『じょうたん』、そのものの上面のことを指します。『天端(てんば)』と言ったりもします。逆に『下端』は下面のことを指します。

芯々(しんしん)

建設業は寸法をそのものの中心(芯)で抑えるときと、有効(内法)で抑えるときと、様々です。自分と相手が、同じ基準で測定しているかを確認するために『しんしんで910です』などと言います。

4  建設用語ってどうやって勉強したら良い?

建設用語はたくさんあります。地域によってもいろいろな言葉があると思います。

一番大切なことは、わからない用語にあったら素直に聞いてみることです。

専門用語がわからなければ、施工管理の仕事のやりがいや楽しさも半減してしまいますから、わからないことはすぐに聞いてみましょう。

勉強家の人はイラストや写真で解説されている建設用語集などもありますので、購入してみてはいかがでしょうか。索引がついたポケットタイプなど便利なものもありますよ。

寸法はmm単位

建設用語もたくさん覚えなければなりませんが、建設業界では寸法は基本的にmm(ミリ)単位で読みます。

1m=1,000mmです。聞き慣れないし、見慣れないし、慣れるまで大変ですが、すぐに慣れますので安心してください。慣れてくると、日常生活でもmm単位で話したくなってきます。桁数の大きな数字もぱっと読めるように、徐々に目を慣らしてくださいね。

施工管理技士は、資格なしから2級、2級から1級と、分かりやすくスキルアップが可能な職種です。1級施工管理技士の資格を取得し、実務経験を積むことによって年収は確実にアップしていくはずです。

まとめ

建設用語は、建設現場で働くまで耳にしたことがない言葉がほとんどだと思います。地域によって使われ方や用語に違いもありますが、できるだけ早く身に着け、現場での仕事に慣れていきましょう。

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