COLUMN
コラム「今の会社での様々なしがらみから解放されたいが退職後の給与が心配だ」
「いろんな現場を経験してキャリアアップしたいが転職先が見つかるか不安だ」
将来性を感じない会社であっても、退職して新しいステージに向かうときは、誰でも不安は感じるものです。
しかし、施工管理の有資格者で、実績や経験があるなら心配はいりません。
建設業界では、施工管理技士の市場価値は高まるばかりとなっているからです。人材派遣会社と契約して雇用されれば、給与や待遇も保証されます。
この記事では、建設業許可の土木工事業(土木一式工事)に区分される、河川工事の概要とともに派遣の施工管理に求められるスキルについて紹介します。
河川工事の概要として、河川工事の目的と種類について紹介します。
河川工事は、治水対策の一環として施工されます。治水対策とは、河川や海岸などの洪水や高波による被害を未然に防ぐために行われるものです。
河川工事での治水とは、洪水が発生したときに、洪水を安全に下流に流すことを目的としています。
わが国の国土は、およそ3分の2が山や森林です。河川も多く水資源が豊富である反面、河川や河川流域の洪水や氾濫を防ぐ治水対策が重要になります。
河川工事は、洪水時の河川の流量を想定し、護岸を改修したり川底を掘削したりする工事です。
河川工事の工種はさまざまありますが、ここでは、代表的な3つを紹介しましょう。
護岸工事は、流水による浸食や洗堀(せんくつ・洗い流す)から、河岸や堤防を守るために施工します。河岸や堤防の保護は、河川の洪水や氾濫を直接的に抑止します。
河川の流水は、川床(川底)の土砂を長い年月をかけて洗堀していきます。床止めは、上流から下流への勾配を安定させるため河川を横断して設置される構造物です。
樋門とは、河川流域の住宅地や農地などに、水位の高くなった水が流れ込まないようにするゲートです。河川流水のオーバーフローを調節する働きをします。
河川工事は、自然環境の保全や回復を考慮して計画・施工される工事です。
参照元
国土交通省関東地方整備局|土木工事共通仕様書(第6編河川編)
https://www.ktr.mlit.go.jp/ktr_content/content/000826517.pdf
ここでは、工事管理の目的と河川工事の管理のポイントについて説明します。
工事管理の目的は、大きく2つあります。
・安全第一で経済的な工事であること
・計画された品質や工期を満足させること
以上の目的を達成するため、現場代理人や主任技術者などを中心として、チームや会社が一丸となって取り組むのが工事です。
どんな工事でも、どんな会社であっても、この目的意識を持った人は強いです。
同時に、資格を持った施工管理者としての経験や実績を生かしながら、さらなるスキルアップを目指す謙虚な姿勢も忘れないでください。
河川工事の管理のポイントについてまとめましたので、参考にしてください。
以上のことを常に念頭におく施工管理者は、派遣でも社員でも、自然に周囲からの信頼を得ることができるはずです。
参照元
一般財団法人国土技術研究センター|第5章河川土工の管理
http://www.jice.or.jp/cms/kokudo/pdf/tech/material/dokouh21_05.pdf
土木工事のほとんどがそうであるように、河川工事も私たちの生活の基盤を支え、ときには生命に関わることもある重要な工事です。
そこに「やりがい」や「使命感」を感じる施工管理者は多いです。派遣であっても社員であっても、そのことに変わりはありません。
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