COLUMN
コラムはじめに
本記事は、施工管理技士向けに、公道下の下水道工事と上水道管理施設工事について詳細な解説を提供することを目的としている。
公道下下水道工事:汚水や雨水(主に生活排水)を処理し、環境を保全する。
公道下上水道管理施設工事:河川水や湖沼水を浄水処理して、安全な飲用水を供給する。
公道下下水道工事:汚水、雨水
公道下上水道管理施設工事:河川水、湖沼水
公道下下水道工事:下水道管、ポンプ場、処理場
公道下上水道管理施設工事:取水施設、浄水施設、配水施設
公道下下水道工事: 下水道法、河川法など
公道下上水道管理施設工事:水道法、水質汚濁防止法など
公道下下水道工事
公道下上水道管理施設工事
各テーマについて、工法の概要、施工手順、留意点、施工管理のポイントなどを詳しく説明する。
開削工法は、最も一般的な下水道工事の施工方法である。道路を掘削して管路を埋設する工法であり、比較的短工期で施工できる。ショベルカーなどの建設機械で土砂を掘削し、下水道管を汚水が流れるような勾配に調整しながら設置し、完成後土砂で埋め戻す工事。
推進工法は、道路を掘削することなく管路を埋設する工法である。地盤中に推進機を挿入し、管路を同時に押し込んでいく。立杭という立穴を造り、推進機や下水道管を立杭最下部に設置し、推進機により下水道管を設計通りの長さと勾配で水平方向に推し出す。その後、立杭から推進機を取り出し上部にマンホールを設置して、立杭内の埋戻しと舗装工事で完了となる。
シールド工法は、大断面のトンネルを掘削する工法である。トンネル掘削機(シールドマシン)を用いて、掘削と同時に管路を埋設していく。下水道管が大口径になる幹線下水道などで、長距離になる場合はシールド機で掘削施工を行う。
取水施設は、河川や湖沼から水を引くための施設である。川の表流水、湖沼や貯水池の地表水を取水する施設で、取水堰、取水塔、取水門、取水枠などがある。
浄水施設は、取水した水を飲料水として供給するために必要な施設である。表流水(河川・小沼)を取水した水を、安全に利用することができるように浄水処理する浄水施設を築造する工事。
配水施設は、配水池やポンプ場、配水管などで構成される浄水された水を各家庭に供給するための施設である。配水施設工事は、浄水場でつくられた水を、使用者」に送り届けるための配水施設を築造する工事。
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